お母さんはヤカちゃんの事とっても心配していたと思います。だって、ヤカちゃんがおっきな声を出しちゃう子だったから。
一枚の壁を隔てて住むご夫妻にいつ気付かれてもおかしくないのです。
それでもお母さんねずみは、4匹の子ねずみ達に“ねずみとり”と“ねこ”に気を付ける歌を教え、手放します。
ヤカちゃんも例外なくね、お母さんさすが。
途中ヤカちゃんは、ねずみとりやねこの罠に引っかかりそうになったけどお母さんが歌って教えてくれた歌を思い出し、事なきを得ます。
ヤカちゃんもいいつけはちゃんと守れるんです。大声以外は・・・。
転ぶよと言われて転び、ぶつかるよと言われてぶつかっている我が息子も いざという時には母の忠告を思い出してくれるんだろうか・・・。
それでもいつ捕まっちゃうんだろうという心配の種だったヤカちゃんは、最後にはその大声の癖を役立てて、番犬ならぬ番ねずみへと出世するんです。
どうしても変えられないと嘆くより、生かしていく道を考えたらいいんじゃないかと思わせてくれる絵本です。
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